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2006年 09月 14日

The Manning Bowl~Week1 コルツ@ジャイアンツ~

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兄弟QB対決は兄の勝ち/NFL (日刊スポーツ) - goo ニュース
Manning guides Colts to win over Giants(NFL.com
Peyton gets best of Eli(ESPN)


アメリカの歴史にはライト兄弟やシャープ兄弟(!?)をはじめとして、さまざまな有名兄弟が存在してきましたが、21世紀において
マニング兄弟ほど最強さを誇る兄弟もいないでしょう(日本の何たら3兄弟とは比べ物にもならない!!)。NFLの長い歴史で、
先発QB同士がいとこということはまぁあったのですが、兄弟対決というのはこれまでなかったというのは意外な感じもします。
NFLで先発QBの座を得るということは、それだけ難しいことなのでしょう。NBCが新聞に全面広告を載せて盛り上げるのもわかります
(TBSの何たら3兄弟みたいな寒々しいあおりだったかどうかは不明)。

イーライが初先発を勤めた試合では、父親アーチーは寒空の下ゴール裏あたりの非常に目立たないところでポツンと座って
観戦していましたが、さすがにペイトンも出る兄弟対決の日には、奥さん、長男などと一緒にプライベートボックスで観戦。
試合開始前にこのボックスが映し出された後、次に切り替わったのがトニー・ダンジーというのは何だか皮肉にも思えてきました。
一方は息子2人がNFLのスター選手の父親、もう一方は昨年末に自殺した息子の父親。しかしダンジーはそんなことを
考えている余裕すらなかったでしょうし、今年こそコルツをスーパーボウルへ導いて優勝させることこそが最大の目標です。

その意気込みを感じたのが最初の長時間シリーズ。自陣34ヤードからスタートという、決して深いところからのドライブでは
なかったのですが、全く反則を犯すこともなく9分近くもドライブを続けました。これには1本のロングパスと同じくらいに圧巻!
ただ最後のところでインターセプトされそうになったのは、さすがのマニングでも集中力がちょっと切れたのかなと思います。

ただ、これ以降のコルツのプレイでこれは!っていうのはあまり思い出せません。パスは幾度か危ないところもあったけど、
緒戦だしこんなものかなと思いますが、いかんせんランが55ヤードしか出なかったのは不安材料です。それを埋めたのは、
最初のシリーズでもそうだったけど、3rdダウン成功率の高さにあります(11/16)。

逆にジャイアンツはプレイ自体に関して言うと結構よかったんじゃないでしょうか。ティキ・バーバーは相変わらずよく走るし、
おまけにまだ若くてでかいブランドン・ジェイコブスもいい走りをしていました。このランがあってこそ、バレスやトゥーマー、
ショッキーへのパスが決まるのです。同時にコルツのドワイト・フリーニーをフリーにさせなかったぺティグーの働きも大きいです。

ただジャイアンツはプレイと関係ないところで自滅してしまいました。オフェンスが波に乗りかけているところでの反則。それもまだ
ホールディングぐらいならばマシかもしれないのですが、5回ものフォルススタートをはじめとしたオフェンス陣の反則が痛すぎました。
ちなみに、最後の最後でどうしてもジャイアンツがTDを欲しいドライブでも、フォルススタートで5ヤード下げられた上で10秒時間を
進められるたのも、この試合を象徴しているように思えます。

そして反則と同じくらいに痛かったのは、イーライとバーバーのほんの30センチもないくらいの隙間で起こったファンブルでしょう。
このプレイをきっかけにコルツは2点差を9点差に広げて、ジャイアンツに流れていたモメンタムを止めた感がします。
でも、ジャイアンツのオフェンス自体はそれほど悪くなかったし、つまらないミスさえしなければ十分すぎるくらいの
戦力を持っているので、ディビジョン内でも頭ひとつ抜ける可能性は高いでしょう。

結果としてはコルツが勝ってペイトンがイーライに勝ったということでしょうけど、兄弟の実力差などと考え合わせた場合では、
兄弟対決は互角じゃなかったかと思います。むしろ、もし自分がアーチー・マニングだったら、
どちらかのワンサイドゲームに
ならなかったから十分楽しめたとコメントすると思います。

by nono_aibon | 2006-09-14 12:32 | NFL


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