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2006年 10月 18日

Week6マンデーナイト~ベアーズ@カーディナルス~

NFL=ベアーズが開幕6連勝、カージナルスに逆転勝利(ロイター) - goo ニュース
Bears stage unlikely comeback win, 24-23(NFL.com)
Leinart strutted stuff in heartbreaking loss (The Arizona Republic)
Despair in the desert(ESPN)


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カーディナルスの試合を見るのは今シーズン2回目です。1回目はエジェリン・ジェームス対ショーン・アレキサンダーという
超エリートRB対決という触れ込みでしたが、何よりも印象的だったのはカーディナルスのオフェンスラインがあまりにも
貧弱すぎて、ジェームスが走れるなんていうものではなかったことです。案の定、カーディナルスは今シーズンもまた
ドアマットチームになりかけています。

そこでカーディナルスは先発QBをかつてのスター、カート・ワーナーから次世代のスター、マット・ライナートに交代しての
第2戦目が、今年ここまで負けなしのベアーズとの対戦です。しかしそこに現れたカーディナルスは第2週に見たチームと
全く同じとは思えないチームでした。オフェンスラインはしっかりとライナートを守り、ディフェンスはベアーズのレシーバーに
これでもかというくらいにパスカバーをし、そして今年神懸りな活躍をしているレックス・グロスマンからファンブルを誘いました。
おまけに、先発2戦目のライナートが冷静にパスを決め、選手たちを鼓舞する姿には、既にカーディナルスオフェンスの
リーダーとしての風格すら漂っていました。さらに、パス失敗かターンオーバーかという場面でカーディナルスが
チャレンジをしたときに、見事にチャレンジ成功させるという運の良さも持ち合わせているようです。

そうしたカーディナルスの勢いとファンの大声援の中、ベアーズは前半何もできないまま終わってしまいました。LBの
ブライアン・アーラッカーも新人QBへお見舞いのヒットを1回食らわすのが必死でした。オフェンスも1stダウンを2回
取るのが精一杯でした。

そんな不甲斐ないベアーズを救ったのは、ディフェンスでありアーラッカーでした。ゆっくりと目覚めだしたアーラッカーは、
4thQになるとボールと共にテレビの画面に出てくるようになってきます。それがジェームスからボールを掻き出しリターンTDまで
導いたプレイを引き出し、パントリターンTDで逆転を果たしました。試合後に選手や監督からは"unbelievable"という
言葉を発していますが、アーラッカーは逆転を信じ、そして自ら実現させていきました。

最後のオフェンスシリーズでライナートは冷静にパスを繋げてオフェンスを進めていきました。それは正に"Do what to do"な
ドライブ、余計なことを考えていないオフェンスでした。ESPNも昨年のUSC対ノートルダム戦の逆転劇を出してお膳立ても
できつつありました。しかし、最後にはフィールドゴールの失敗。それも2週連続、試合終了直前でのFG失敗。この場面では、
ライナートの運の良さよりもカーディナルスが持ち続けている運の悪さが勝ちました。

確かにベアーズが勝ってカーディナルスは負けました。しかしベアーズオフェンス、というよりグロスマンは6ターンオーバーを喫し、
オフェンスで上げた得点は0点でも勝つことができたわけだから、ディフェンスとスペシャルチームに頭が上がらないはずです。
一方で負けたけれども、カーディナルスとライナートは頭をガックリと下げる必要もないでしょう。ファンもライナートが率いる
カーディナルスにはこれまでにない光明を見出しているはずです。むしろカーディナルスが必要なのは、この試合には怪我で
出場できなかったWRラリー・フィッツジェラルド、ライナートを守りジェームスを走りやすくしてくれる強力なオフェンスライン、
そして勝ち癖でしょう。

by nono_aibon | 2006-10-18 00:23 | NFL


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