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2006年 11月 17日

特効薬探し~Week10マンデーナイト バッカニアーズ@パンサーズ~

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NFL=パンサーズ、バッカニアーズに逆転勝ち(ロイター) - goo ニュース
Second-half surge lifts Panthers, 24-10(NFL.com)
Carolina sees room for improvement(ESPN)


 [シャーロット(米ノースカロライナ州) 13日 ロイター] 米ナショナルフットボールリーグ(NFL)は13日、
パンサーズ―バッカニアーズ戦の1試合を行い、パンサーズが24―10で逆転勝ちした。

パンサーズは前半を0―7のビハインドで折り返したが、第3クオーターに17得点を挙げて逆転。
第4クオーター終盤にWRスミスが36ヤードのTDレシーブを決めた。

パンサーズのQBデロームはパスで240ヤード、2TDをマーク。スミスは8レシーブで
149ヤード、1TDを記録した。

パンサーズは5勝4敗。バッカニアーズは2勝7敗となった。


この記事だけを読むのは非常に楽ですが、実際にこの試合を見ていたら結構辛かったです。何しろどちらのオフェンスも
思うように前へ行かないのです。なぜだろうかと考えてみたら、反則が多めでそこで試合の流れた断ち切られてしまったこと、
そして特に前半、どちらもぜんぜんランオフェンスが出ていない、いやむしろランを選択することすら少なかったことにあるようです。
特にバッカニアーズは、急造の新人先発QBであるブラッド・グラコウスキに経験を積ませたかったのか、2年目のRBである
カーネル・ウィリアムズ(a.k.aキャデラック)を走らせることなく、パス、パス、パスというちょっと単調な攻撃でした。たまにウィリアムズが
ボールを持ったと思ったらファンブル。攻撃のリズムというものが失われていたように思えます。

「購入」2年目のキャデラックは、どうもジョン・グルーデンHCのオフェンス構想から外されているとの声もあるようですが、こういう選手が
他のチームに移ると、ものすごい活躍をするものです。いっそのこと、機器がさび付く前にどこか違うチームで活躍するところが見たいようにも
思えてきます。

一方で、単調なバッカニアーズに襲い掛かったのは後半出てきたパンサーズでした。パンサーズ、特にオフェンスは、前半は観客も
普通にブーイングを浴びせるくらいな精細のなさと消極的なプレイ選択でした。でもそれを救ったのはやはり89番のスティーブ・スミスと
90番のジュリアス・ペッパーズでした。スミスは娘に風邪をうつされて吐き気味だったというか実際に吐いていたようですが、
「これで家族を養っているんだぞ」というハングリ精神でパスをキャッチし、エンドゾーンへ走りこみ、グルーデンの気分を害する
「病原菌」になりました(グルーデンが試合後に "I'm just sick about the outcome of the game" とコメントしていますが、
これがスミスの健康状態と引っ掛けていたかは不明)。

一方のペッパーズは、ちょうど自分の前にいたオフェンスラインがルーキー2人ということも合ってか、ほぼ抑えられることもなく、
グラコウスキにプレッシャーを浴びせ、4サックを奪うことができましたし、グラコウスキが逆サイドに走ろうもんならば、両ラインの
攻防を横目で見ながらグラコウスキの前へ走りこもうともしていました。こうした動きが2つのインターセプトにも繋がったと思います。
もちろん、それだけプレッシャーを浴びせたからこそ、ペッパーズは自分のヘルメットにボールを当てられもしました。

休み明け、後半の初戦でもあったパンサーズは、それこそ試合の後半で調子を上げて逆転勝利を収めたわけですが、
今シーズンのスーパーボウル進出の声が高いパンサーズという見方をすれば、ちょっと物足りなさがあるのは否めません。
ただでさえタフなNFCサウスにおいて、今年はセインツがここまで好調さを維持しているだけに、スミスやペッパーズの
がんばりや、QBジェイク・デロームのガッツだけではどうしても勝ち続けるのは難しいでしょう。この先のスケジュールを見ると、
どれも一筋縄では勝たせてくれない相手ばかりが並んでいます。おまけに最後の2週が敵地でのファルコンズ戦(現地12/24)と
セインツ戦(現地12/31)というのがまた泣かせてくれます。

でも、今のパンサーズは例えばコルツやペイトリオッツのような緻密な作戦で勝ち上がるよりも、負けん気とガッツ、そして
HCジョン・フォックスの「オヤジ肌」という、戦術には表れないところで勝ち上がるチームのようにも思えてきます。恐らく、例えば
コルツではなくてパンサーズを推す評論家も、選手層を評価する一方で、心の隅ではそうしたところを評価しているはずです。
そうしたパンサーズが最も必要とする特効薬は、マイク・ラッカーが言うように「勝ち続けること」というあまりにもシンプルだけど
最も大事なことなのかもしれません。

by nono_aibon | 2006-11-17 17:08 | NFL


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