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2005年 02月 27日

[2005MLBを勝手に展望する3-アメリカンリーグイースト]Avoid to be "the othes"?

少し休んでいましたがMLBを勝手に展望するシリーズ、今回は日本人にもお馴染みなアメリカンリーグの
イーストです。ほとんどの日本人はなぜかヤンキーズ推しになっていますが、それでもこうした記事に
一喜一憂している必要はありません。所詮書いているところが書いているところなので。

一緒に黄金時代を…主将ジーターが松井秀に残留要請(サンケイスポーツ)

なお、これまで2回はチームのリンク先がmlb.comにあった各チームの"Quick Hit"でしたが、
データが1月末現在のもののため、今日からはCNNSIの予想ページに変えます。




このオフ、オリオールズはどうしても選手獲得に必死にならなければなりませんでした。目と鼻の先に、
ナショナルズができたからだけでなく、このままではディビジョン内で「そのほか」になりかねないからです。
1990年代後半にヤンキーズとアルバート・ベルという文字通りの「恐打者」の獲得競争を演じ、
見事に勝利。しかし結果的には負けました。ベルは、獲得前からわかってい性格の悪さと同時に、
成績を見ても「ドボン」だったのです。それ以来、オリオールズのオフシーズンはパッとしませんでした。

しかし昨シーズン、テハダとハビー・ロペスという「強打者」を獲得。悪くない成績を残してくれて、
ほんの一時期だけだったにしろ、プレイオフ進出も狙える位置にいました。そしてこのオフ。
本来ならば投手陣でもう一人いい先発が欲しいところだったのでしょうが、FA市場で人気を集めた
カール・パヴァーノを獲得できず、打者でもマギオ・オルドネス獲得筆頭に数えられていた時期が
あったにもかかわらず獲得できず、結局獲得したのはカブスから喧嘩別れした、
もう盛りを過ぎているとすら思われるサミー・ソーサ。テハダ、ロペス、ソーサと並ぶ中軸あたりは、
確かに脅威だとは思われますが、それには1番のブライアン・ロバーツの出塁がかぎでしょう。

ベテランの中軸と若い選手がまとまれば、攻撃面ではいいチームですが、昨年は中継ぎが思いっきり
逆転されたりして、攻撃陣のがんばりを消し去ることが多かったので、今年は中継ぎが踏ん張らなければ、
「そのほか」に成り下がるでしょう。

「そのほか」候補の2チーム、まずはカナダのブルージェイズ。実は先発投手陣はハラディ、リリー、バティスタなどという
見逃し気味の選手がいるので安泰。問題は昨年ボロボロだったリリーフ陣の建て直しがうまくいくかでしょう。

そしてリーグ屈指の強打者デルガドがマーリンズに去り、間違いなく型落ちした攻撃陣。ヴァーノン・ウェルズがチーム攻撃の
核になるのは間違いないので、いかにウェルズの負担が軽くなるような攻撃を他の選手ができるかが
鍵でしょう。カタラナート、ヒレンブラントなど渋いけどそこそこの成績を残すことができる選手がいるので、
大崩れしなければこれまたおもしろい攻撃陣になりえそうです。

一方フロリダのデビルレイズですが、何を語ればいいのやら・・・とにかく言えるのは、カール・クロフォードと、
ロッコ・バルデッリは見ていて飽きないということでしょうか。ただバルデッリは昨シーズンオフ早々に、
家で遊んでいたらケガをしたためしばらく使えません。そうなると攻撃陣は何をほめればいいのやら・・・
投手陣は若いけどそれだけコントロールに難ありという投手が揃ってしまっているので、やはり今年も
「成長への踊り場」ということでしょうか。いつまでも踊っているとさらに南にあるマーリンズが
新球場を建設してそちらにお客が流れていきますよ!!

以上が「そのほか」候補です。ここまで書くと、レッドソックスと、MLBの中でアルファベット順では最後でも最強のチームである
ヤンキーズについては、何も語る気が起こりません。どちらも穴ができればすぐに埋めるべく、
選手の補充にいそしんでいるからです。ただレッドソックス先発陣に関して言えば、高齢気味なのと、
シリングの怪我が非常に怖い要素です。また攻撃陣について言えば、特に手を加えなかったレッドソックスが
確実性という意味では上だと思います(手を加えないというより「よくぞ残ってくれたマニー!」、というべきか?)。
むしろヤンキーズの攻撃陣、特にウィリアムスとジオンビの少なくともどちらかは思いきって放出も辞さないと
考えたのですが、セカンドにウォーマックが入っただけ。ウォーマックもかつてほど走るわけではないので、
結果的には、ロフトンがウォーマックに変わったようなものでしょうか。確かに豪華なラインアップである反面、
全く機能しなかった場合の反動も大きいと思います。

どちらにしろひとつ言えることは、レッドソックスとヤンキーズのどちらがディビジョンを制するかと問われれば、
同地区の「そのほか」のチームに1つでも多く負けたところが脱落する、というべきでしょう。
逆に言えば、「そのほか」のチームはこの2チームへは今年も最大限のパワーで挑むことが必要です。
そうすると、他地区との対戦時には疲れきった状態にはなりますが、この地区にいる以上それが宿命です。
個人的な意見では、そろそろレッドソックス、ヤンキーズを本当に脅かすチームがこの地区から出てくれば、
そのチームは「そのほか」から一歩も二歩も卒業できることでしょう。その筆頭はオリオールズではないかと思います。

by nono_aibon | 2005-02-27 00:13 | MLB
2005年 02月 26日

Arrival & Departure

ここのところ仕事が忙しかったため、こちらの更新ができず仕舞でした。

Reunion special(Boston Globe)

NBAの駆け込みトレードの最中、アントワン・ウォーカーが半ば追い出された状態で去った、
古巣ボストン・セルティックスへ帰ってきました。ポール・ピアースとの最強コンビが復活です。
この二人はお互い親友同士であり、尊敬しあっており、ピアースがコンビとして必要としていたのは、
結局のところゲーリー・ペイトンではなく、ウォーカーではないかと思わせてくれるニュースです。
これで超低レベルな争いが続いているアトランティックディビジョンで、クリス・ウェバーを加入させた
76ersを引き離し、セルティックスのプレイオフ進出がかなえられれば、ウォーカー加入は価値があると思います。

しかし、なぜ自分たちが必要ないと判断した選手をわざわざ取り戻すのかという、ダニー・エインジGMの
手法に疑問が呈されているのも事実です。この評論にあるように、今回のトレードで
いちばん得をしたのは、「プレイオフとは何?」と思っているアトランタ・ホークス(今日現在の勝率が.185。
アレン・アイバーソンの身長を思わせる数字です)ペイトンかもしれません。ペイトンがホークスでプレイすることが
何試合あるかわかりませんが、ペイトンは早く優勝を狙えるチームへの移籍を望んでいることでしょう。

いずれにしろ、チャンピオンタウン・ボストンでセルティックスは肩身が狭くなる一方なのは確かです。
何もしなければ「名門だったセルティックス」と呼ばれているはずでしょうが、レッドソックスとペイトリオッツが
優勝した今となっては、「名門」の言葉に恥じない成績が求められています。




Patriots grant Law release(Boston Globe)

その「王朝」ペイトリオッツから、CBのタイ・ロウがサラリーキャップの犠牲を払う形で追い出されました。
覚えやすい名前と同じくらいインパクトのある、将来殿堂入りも間違いないこのCBは、間違いなく
ペイトリオッツ王朝確立に最も貢献した選手と言ってもおかしくありません。ロウがいるサイドへは、
相手チームのオフェンスはエースWRを当てるか、それがいなければパスを投げることすらしないくらい、
ロウの存在はペイトリオッツ全体に影響を与えるものでした。それがスーパーボウル3回出場で2回優勝
(今年は怪我のため出場せず)、またプロボウルの常連というかたちで現れています。

しかし、どれだけチームに多大な貢献をしていても、サラリーキャップというNFL自慢の制度の前には、
ロウですら防ぎきれないパスが投げられたというべきでしょう。また、昨年10月の試合中にロウが怪我をした一方で
(その結果シーズン初黒星を喫する)、控えの選手でも十分ロウの穴を埋めて戦うことができたため、
ロウの放出ということに踏み切りやすかったのかも知れません。ロウの「ペイトリオッツで引退したかった」という言葉も
十分理解できるし、チームの方針も致し方ないとも考えられます。

"まだ"10年目のロウの怪我はドクターいわく「100%完治」だそうです。なのでまだ選手としては
十分やっていけます。次に行くチームとしては、ペイトリオッツの元ディフェンシブ・コーディネーターを
ヘッドコーチに迎えたクリーブランド・ブラウンズが有力といわれています。

by nono_aibon | 2005-02-26 22:52 | NBA
2005年 02月 18日

Goodbye 冬男(どうする夏男?)

NHLは望みなしリーグ 五輪に影響?シーズン中止( 共同通信)

"No Hope Left"とはCBCもうまいことを言うよね、と感心している場合ではありません。
北米プロスポーツ史上初めて(恐らく全世界のプロスポーツを含めてもかなりレアケースと思われるが)、
NHLが労使紛争の拗れにより全シーズン取りやめとなりました。NHL人気が明らかに下降気味にある
アメリカでさえ、このニュースは主要スポーツニュースサイトで大々的に取り上げられました。
皮肉なことは、アメリカでNHLについてこれだけ大きい扱いを受けたのは、今年これが最初で、
恐らく最後ということでしょう。

最大の争点はサラリーキャップ制度の導入についてです。最終提案としてリーグ側が提示した限度額は4250万米ドル、
もともとサラリーキャップ自体に反対の選手側が提示した限度額が4900万米ドルでした。

各種アンケートを見ても、選手側への風当たりが強いことがわかります。ここ最近の風潮として、
ただでさえ高い選手給与に対して、それでも不満を持っている選手への、ファンが不満を持っていることが
明らかでしょう。一方でリーグ側の提示した「4250万ドル」という数字にも妥当性があるのか、
専門家の一部には疑問を持っています

いずれにしろ、1992年のストライキ、94年の経営側によるロックアウトを経て、今回の労使紛争が重なり、
特にチーム数が多いアメリカ国内でのNHL人気は下降の一途をたどり(税金の高いカナダを避けて
カナダの中規模都市にあったチームは雪のないフロリダやアリゾナまで本拠地を移転しています)、
アイスホッケーを国技とみなしているカナダですら、NHL人気が下がりだすのは疑う余地が無いでしょう。
既にアメリカでは、放映権料を下げなければNBCが契約してくれなかったくらい、NHLが「4大プロスポーツ」からの
地位の陥落、もっといえば「北米3大プロスポーツ」と呼ぶべき時代になったとも言えそうです。

一方、この騒動を他人事として見ていけないのが、サラリーキャップがないMLBです。以前も話したように、
「贅沢税」制度はあるMLBですが、一部金持ちチームに有利な制度であるためか、給与上昇の歯止めには
全くなっていません。その上、今月に入ってから、ステロイド問題が一気に加熱しだしています
(給与制度による労使紛争による1994年のストライキ以後、MLBが人気を取り戻したのは、
ステロイドのお陰、という皮肉すら言われだしています)。次回の労使協定では、またサラリーキャップを
はじめとした給与制度の問題が再燃しかねないですが、一度ストライキをして痛い目を見たMLBは、
NHLと同じ轍を踏まないようにしなければなりません。

そして、今回のNHLの問題は給与制度の議論がほとんど行われない日本プロ野球も、
教訓として学ぶべき点があまりにも多いと思うのですが・・・

by nono_aibon | 2005-02-18 14:32 | その他アメリカのスポーツ
2005年 02月 15日

何をいまさら・・・(from"最強コンビ!!")

カンセコ氏の暴露本発売 話題性高く初版15万部(共同通信)
全米パニック!!カンセコ薬物汚染告白番組放映 (サンケイスポーツ) - goo ニュース


自分の中でホセ・カンセコのイメージとしては、ウェイティングボックスで次の打順を待つ間に、
トレードの通告を受けてベンチ裏に下がったこと、守備の下手なカンセコがライトを守っていて、
ヘディングでフライをホームランにしてしまったこと、そして自分のチームが大量リードされているときに
マウンドに上がってひじを壊し、その年の選手生活を棒に振ったこと、それくらいです。

だから「強打者、ホセ・カンセコ氏」とか書かれてもピンと来ないし、何しろこの本だって、
自分の名前を売るつもりで書いちゃったのではないかと穿った見方をしてしまいます。

でも、現在アメリカではステロイド問題はかなり話題になっているので、この本の真偽はともかく、
ベストセラーになってもおかしくないのはわかります。今朝NHKのニュースでも放送していたけど、
今やステロイド汚染が高校生や中学生にまで広がっており、それこそ第2の麻薬やマリファナに
なりやしないか心配です。ステロイド購入資金目当ての強盗のような事件もあるようなので、
この問題はステロイドによる直接的な害だけでなく、地域生活問題にもなりかねません。いずれにしろ、
この本の話題は今後も緒を引きそうです。

by nono_aibon | 2005-02-15 21:54 | MLB
2005年 02月 15日

[2005MLBを勝手に展望する2-アメリカンリーグウェスト]Hit Parade (of Swing?)

今年のメジャーリーグを勝手に予想する企画2回目は、みなさまおなじみなマリナーズが所属する
アメリカンリーグウェストです。

昨シーズンは自分の予想以上に負けたマリナーズ。昨年末のトークショーで、マリナーズ長谷川投手は、
その要因として「お人良しが揃ってしまったため」と語っています。長谷川投手曰く、プロ選手である以上、
自分のことを第一に気にかけるべきところ、周囲の調子悪いため、自分がチームのピンチを救わなければという意思が働き、
それが他の選手へ伝染してしまったというのです。

しかしマリナーズ不調の原因は何と言っても長打力不足。そこに加入させたのがエイドリアン・ベルトレイと
リッチ・セクソンという、どちらかといえばお人良しタイプな見た目の「パワーヒッター」です。ただどちらの打者も
三振や凡打が多い上、ベルトレイの昨年の活躍は一部で言われている「大器晩成」の過程なのか、
それとも昨年はたまたまMVP級の働きをしたのかが未知数です(個人的な見方では後者)。
また、どちらもアメリカンリーグ所属が初めてのため、別リーグの投手に慣れることができるでしょうか。

投手陣はそれほど変化が無い上、リリーフにネルソンが復帰しましたが、昨年は先発陣がボロボロだったにも関らず、
特に手入れをしていないのは気になります。

アスレティックスは何といってもハドソン、マルダーという非常に計算のできる先発2人が出て、
それ以外にも入れ替わりが非常に激しいチームとなりました。それでもジトーとハーデンという
計算できる先発2人は残っています。リリーフもリンコーンや復活をかけるドッテルに期待できますが、
3人目以降の先発は不安です。足を引っ張るのであればやはり先発投手陣でしょう。
打つ方では去年パッとしなかったチャべスに期待です。相変わらず出塁率重視、盗塁やバントを使わないのが、
ビーンGMの野球です。ちなみに2番のスウィッツァーという選手は有名な本「マネーボール」にも出る、
ドラフト1位の選手です。

昨年大躍進したレンジャーズの攻撃陣は、かつてのようなホームラン狙いの選手はなりを潜め、
長打力(とその延長線上にホームラン)を狙う選手がほぼ昨年と変わらず残りました。欲を言えば、
並みの成績で終わったソリアーノには40-40を狙うだけの調子を取り戻してほしいです。攻撃陣に関しては、
特に問題は無いでしょう。

むしろ問題は先発投手陣。こちらも昨シーズンとはあまり変化が無いのですがそれがむしろ不安。
昨年はケニー・ロジャーズが18勝も上げてかなりの貢献はしましたが、昨年同様の活躍を40歳の
投手に期待するのは難しそうです。それ以外の4人も計算できるとは思えないのが本音です。

そして、優勝候補は文句なくエンジェルズ。投手陣は頭から尻尾まで問題ないでしょう。
注目は抑えのエースになったフランシスコ・ロドリゲスです。どこまでセーブ数を重ねてくれるかは期待できます。

攻撃陣はHRヒッターではあるが三振もそれなりに多いグロウスと監督とケンカしたギーエンを出した一方、
スティーブ・フィンリーという40歳?とも思える選手を獲得。これは非常に大きい補強です。
塁に出すとうるさいフィギンスからフィンリーまでの5人は怖い存在になります(戦列を離れるほどの
ケガがなければ)。ただ、フィンリーはやはり40歳で1年契約ということもあり、また大物をお金で
釣り上げるチームに変わってしまったエンジェルズのワールドチャンピオンへのチャンスは、
徐々に縮まってきているのも事実です。

by nono_aibon | 2005-02-15 17:10 | MLB
2005年 02月 14日

「菊とバット 完全版」(originated from "最強コンビ!!")

なるべくおもしろそうな本は買って読むようにしていており、右側には実際に買った本の一部を
載せております(ハロプロ系の写真集などは・・・まあ好きなので載せているだけですが)。
その中で今日紹介する本は、一度はタイトルだけでも聞いたことがあるであろう「菊とバット」の
「完全版」です。

"完全版"と銘打ってますが、"完全版"の売りであるイチローやストライキについては、
最後のほうにちょろっと書いてある程度なので、実際は自分が生まれた頃に出された
オリジナル版「菊とバット」と同じではないかと思われます。

この本は、当時事業に失敗したロバート・ホワイティングが「起死回生」で放った
ホームランの本です。アメリカで日本文化を紹介する際、アメリカ人でもわかるベースボール、
日本では野球と呼ばれるスポーツですが、それを元に日本という国はどういう国なのかを
語っている本です。前半は日本プロ野球の異常さ、後半は外国人選手が日本プロ野球に
入ってからの葛藤やギャップに驚いたことをいろいろな事例と共に紹介しています。

しかしこの本が受けたのはむしろアメリカでよりも日本で、ではなかったかと思います。
日本人は外国からどのような見られ方をされているかを殊に気にする民族と言われていますが、
28年前にこの本に接したプロ野球ファンは、かなりの衝撃を受けたのではないでしょうか。
「当たり前」として見てきた日本プロ野球のさまざまなことが、ベースボールの本場の人間の目には
あまりにも「おかしいこと」だということに、そのときやっと気づかされたといっても、
過言ではないからです。

今は日本のプロ野球も変わり、そしてアメリカのメジャーリーグにも日本プロ野球経験者が
かなりの数入り込んでいて、日本的な戦術を多用する監督・コーチが多いので、この本で
書かれていることが今でも当てはまるとは限りません。しかし注意して欲しいのは、日本野球の
「戦術」は取り入れられているかもしれないけれども、日本野球の文化とアメリカのベースボール文化、
特にその根底に流れている考え方と言ったようなものは変わっていないんじゃないかと、
痛感させられました。

ともかく、「野球版"菊と刀"」とさえ呼ばれるこの「古典」は、日本野球が少しでも好きな人、
もっと言えばスポーツ自体が好きな人が読めばかなり楽しめるものであることには間違いありません。

by nono_aibon | 2005-02-14 14:51 | その他スポーツ
2005年 02月 09日

[2005MLBを勝手に展望する1-ナショナルリーグイースト]Kick the Habit?

今日からゆっくり時間をかけて今年のMLBを勝手に予想しようかと思います。
まだスプリングトレーニングすら始まっていないのですけれども。
1回目はナショナルリーグイーストです。なお順番は筆者の気の向くままになりますので、
次はナショナルリーグセントラル・・・ということにはならないかもしれません。


ニューヨーク・メッツにとってのライバルは同地区のチームではなく、同じ都市にある別リーグの
チームです。そう、ニューヨーク・ヤンキーズ。それは1962年にチーム創設時からの宿命です。
だからこそ、キックスタートを重要と考えたチーム首脳は、選手では客を集めることができないと
悟っていたので、監督に有名なケーシー・ステンゲルを据えました。それでも勝ち越すまでには
かなりの時間を要したのですが。

しかしメッツは今でもヤンキーズとの見えざる戦いの最中にあります。すぐに結果を求めるニューヨークでは、
いかにして目立ち、勝利し、市民の心を掴むかが大事です。そのため、大型補強を重ねるヤンキーズに対抗して、
ここ最近のメッツもやはり大型補強を仕掛けまくりました。しかしヤンキーズの補強がうまくいくのとは
対照的に、メッツのそれは空振り続き。ヤンキーズがさらに強くなりさらに大型補強を進める中、
メッツは2000年、2001年9月11日以降のしばらくの間、そして毎年あるサブウェイシリーズの時期を除いて
ニューヨークからは忘れ去られている感じすら受けます。

そのメッツがこのオフ仕掛けた大型補強には全米中がギョッとしたでしょう。恐らくどちらもヤンキーズが
欲しかったに違いない超大物、ペドロ・マルティネスとカルロス・ベルトランの両方を獲得したからです。

しかし、この2人が入っただけで果たしてメッツは優勝できる戦力が整ったと言えるのか?
答えは果てしなくNoに近いでしょう。その理由はブレーブスマーリンズというチームがあるからです。

ブレーブスはいい加減優勝するくらいならワールドチャンピオンになってくれと多くの人が思っているはずです。
そこで抑えにいたジョン・スモルツを先発に復帰させ、そしてティム・ハドソンという超一線級でまだ若い
先発投手を獲得。抑えにはブリューワーズからコルブを獲得しました。ただ攻撃陣はあまり変化がなし。
むしろハドソンと交換で出したチャールズ・ジョンソンが抜けたのは痛いでしょうか。その代わりが、
そもそもプレイするのか不確実なラウル・モンデシーと明らかに盛りを過ぎたブライアン・ジョーダンでは
かなりの疑問符。4番モンデシーよりも思い切ってジョニー・エストラーダでも面白いと思うのですが。
ただ、勝ち方を知っているチームなだけに、後半になるとまた力を付けて来る可能性はあります。

個人的にはむしろマーリンズへの期待が大きいです。カルロス・デルガドの加入は、左打者向きではない
スタジアムということを差し引いても、結構なインパクトがあります。1・2番が足でかき回して3・4・5番で
得点するという光景がたくさん見られそうです。昨年も終盤までワイルドカードを争ったこのチームは、
メンバーの変動があまりないのも大きいかと思います。ただ問題は優秀な先発陣とは対照的に、
セットアップ-クローザーのラインが弱いことです。アルフォンセカ、どこまで使えるのか?

その他2チームを見るとまずチャーリー・マニエルを監督に迎えたフィリーズ。まずこの時点で
ポジティブと見るべきでしょう。ラリー・ボウア前監督はとにかく不人気。カーディナルスへ行った
スコット・ローレンの伸び伸びとしたプレイを見れば一目瞭然です。攻撃陣はパット・バレルが怪我をしないことが
とにかく必須条件。投手陣はミルウッド、ミルトンという二人が抜けた穴をジョン・リーバーをはじめとした
先発陣で埋められるかが鍵です。潜在力は高いものがあるので、うまく回転すれば、後ろに控えている
リリーフ陣はいい人材を抱えているので、おもしろいチームにはなれそうです。

モントリオールから移ったナショナルズは、病み上がりまたは新加入選手も多いのですが、
ホセ・ギーエンがわがままを言ったりしないように抑えることが攻撃陣の最重要課題です。
それとホセ・ビドロが活躍できるように1・2番は暴れてもらいたいです。投手陣は先発陣が怪我をしないことと、
軸を2人ほしいんじゃないかと思います。

そしてニューヨーク・メッツ。センターラインが全てを握っていると思います。二遊間の2人は病み上がり、センターと
先発投手陣は計算できますが、一番頭の痛い問題はセンターラインの軸であるキャッチャー、ピアッツァ。
まずキャッチャーをまともにできるだけの体調にあるのか(ファーストはレッドソックスからミンケイビッチを
獲得し実質的に埋まった状態)、そしてマルティネスと反りが合うのか!?これはそっくり攻撃陣にも
当てはまります。二遊間の2人が1・2番を打ち、ベルトラン、ピアッツァが3・4番を打つ予定です。
あとはクリフ・フロイドがいい加減に1年間大きな怪我なく働いているところを見たいものです。
メッツは見掛け倒しで終わるのか、それとも悪習を断つ(kick the habit)できるのでしょうか?

by nono_aibon | 2005-02-09 22:34 | MLB
2005年 02月 08日

Birth,Establishment,and Dynasty (from"最強コンビ!!")

Patriots reign again with 24-21 victory(superbowl.com)

今年の第39回スーパーボウルは超右寄りなFoxネットワークの1つ、Fox Sportsの放送だったからか、
それとも本当に第二次世界大戦終結60周年を記念するものなのはわかりませんが、試合開始前のセレモニーから、
何か愛国心を掻き立てる演出が行われました。退役軍人の紹介、有名歌手ではなく軍隊の楽団による国家演奏
(かっちょいいアリシア・キーズが"America the Beautiful"を試合前に歌っていましたが)、そして海外在留の
アメリカ軍をテレビで映すという光景・・・

しかし、今夜最後に勝利したのもやはり「愛国者」ニューイングランド・ペイトリオッツでした。

ペイトリオッツの前評判はかなり高いものでした。しかし試合開始直後はチャンピオンチームとは思えないほどの動き。
おまけにつまらない反則を数々起こし、これで勝つことができるのか疑問にすら思えてきました。

一方のフィラデルフィア・イーグルスは飛び立つ前、それも試合開始1分も経たない前に撃ち落された、
そう思われましたが赤いハンカチのおかげで弾を避けるころができました。おまけに、黄色いハンカチのおかげで、
得点のチャンスすらあったのですが、しかし目の前にして得点できず。しかし、これはオフェンスがどうというよりは、
ディフェンスのガチンコ勝負であったと言うべきでしょうか。

試合が動き出したのは第2クォーター。"意外にも"最初に得点を挙げたのは、決して調子の良くない
ドノバン・マクナブ率いるイーグルスオフェンスのTDでした。これは、ペイトリオッツが珍しく追いかける展開を
見ることができる又とないチャンスになりました、少なくとも26分間だけは。一旦は得点を目の前にして
彼らしくない失態を演じたトム・ブレイディ率いるペイトリオッツオフェンスが同点に追いついて前半終了。

ポール・マッカートニーの演奏が終わると、ゆっくりと流れがペイトリオッツへ変わりました。まず後半最初のシリーズで
しっかりTDを上げ、その後1TDを返された直後のシリーズでまたTDを上げて引き離す。その直後のイーグルスの
オフェンスは簡単に料理し、次のオフェンスシリーズではしっかり3点を獲る。その間にミスというミスは
ほとんどなく、前半少し焦りを見せていたブレイディも落ち着きが出てきました。

一方のイーグルスオフェンスは明らかに焦っていたと思います。3点獲られて24-14とされた後のシリーズ、
80%くらいの体調ながらも奮闘していたテレル・オーウェンスへのパスとラン・アフターキャッチで36ヤードもの
ゲインをした直後にインターセプトされます。確かにある程度焦らなければ同点にすらできない状況にはありました。
しかしそういう状態へ持ち込んだのはペイトリオッツの予知不能なディフェンスと確実なオフェンスで
あったことは疑う余地がないでしょう。

結局、このプレイが全てを決したと言ってもおかしくないわけで、24-21という数字の上では接戦ながらも、
それ以上にペイトリオッツが結果的には強かった、試合序盤はほんの肩慣らしだったのではないかとすら
思わせられる試合展開でした。




イーグルスは何につけてもオフェンスが最後まで波に乗ることができなかったのが痛かったと思います。
マクナブは3インターセプトとなっていますが、3つ目は最後のおまけ。しかしそれ以外に数字には出ない、
反則で帳消しになったターンオーバーがいくつかあり、マクナブはそれを数字に含まれなくて安心しているでしょうか。
個人的には、マクナブのモビリティにもっと期待したのですが、それを活かす場面を与えられませんでした。

もう1つはオーウェンス。この1週間オーウェンスが出るか否かで盛り上がり結局先発として出場、
そしてチーム1の9キャッチ122ヤードを獲得しました。あの体調でものすごいキャッチをしたり、
かなり奮闘していたのは評価できます。しかし、今シーズン当初オーウェンスはここぞという場面以外では
デコイ気味に使ってきたイーグルスが、この大試合では足を引きずっていたオーウェンスに頼ってしまったのは、
どうだったのかなと思います。

一方のペイトリオッツ。はっきり言って何も特別なことをしていません。WRのトロイ・ブラウンが
ディフェンスに参加するようなこともほとんどなく、シーズン中の試合そのままで戦ったのではないでしょうか。

そんなペイトリオッツは2002年が「誕生」2004年が「確立」ときて、アメリカ中ほぼ全てのメディアが
唱えているように2005年に「王朝」となったと思います。ジャクソンビルにはイーグルス推しの人が
多かったようで、「王朝崩壊」をかすかに期待していた人もいたのでしょうけど、段階を経て築き上げたものは、
金で優勝を買うチームと違って、そう簡単には崩れないでしょう。本当に、アメリカのプロスポーツ史上にも残る、
ものごっついチームになりました。

by nono_aibon | 2005-02-08 02:09 | NFL
2005年 02月 06日

スーパーボウル前日(from "最強コンビ!!")

やっと盛り上がってきました!(遅っ!)明日朝にスーパーボウルが始まります。
各種予想を見ていると、ペイトリオッツが圧倒的に有利という感じがします。

SI.com Experts' Picks(CNNSI)

Super Bowl XXXIX picks(ESPN.com)

では見所はどこなのかというと、当然ながらブレイディvsマクナブのQB対決、ベリチックvsリードの
HC対決ということになりますが、それ以外の注目マッチアップは以下の点ではないでしょうか。

・ランまたはRB対決
イーグルスの正RBブライアン・ウェストブルックは走ってよしパスキャッチもよしという、今流行の
万能型RBです。控えのドーシー・レベンズもどちらかといえばこのタイプ。そしてもう一人、マクナブが
いざとなれば走ります。一方ペイトリオッツの正RBコーリー・ディロンはラッシングRBとでも言うべきでしょうか、
走ることに長けている選手です。控えRBのケビン・フォークは言うならばパスキャッチRBです。パスと獲ってからが
すばらしい動きをしてくれますので、イーグルスは要注意でしょう。

・ブレイディvsイーグルスディフェンス(特にDLとLB)

イーグルスディフェンスは当然ながらブレイディに対して相当のプレッシャーを掛けることでしょう。
それがイーグルスディフェンスの持ち味ですが、一方のブレイディの持ち味はどんな場面でも冷静沈着。
そしてロングパスをあまり多用しないQBです。そうなると、イーグルスディフェンスの裏を描くスクリーンパスを
どんどん通す可能性があります。それを抑えるイーグルスの秘策はあるのでしょうか。またイーグルスも、
NFCチャンピオンシップでファルコンズQBのマイケル・ヴィックを抑えたときのような冷静さが欲しいことでしょう。

Who to watch Super bowl (BBC Sports)

Expect Faulk to have a big game (ESPN.com)

McNabb needs to have an MVP game (ESPN.com)

by nono_aibon | 2005-02-06 13:27 | NFL
2005年 02月 06日

Maggy goes Motown(from"最強コンビ!!")

オルドネス、タイガースへ 5年契約で合意 (共同通信) - goo ニュース

Ordonez to Tigers (Newsday)

Report: Tigers, Ordonez near deal(MLB.com)

やはり本命視されていましたタイガースへの移籍が決まりました。これからはシカゴへ行くと
ブーイングが必死かと思われますが、オルドネスにとってタイガースは他のALセントラルのチームと比べても、
出場試合数が少なかったにもかかわらず苦手にしていたようで、唯一対戦打率3割を下回っていたそうです。
恐らく、完全にまで投手向きのコメリカパークが影響しているのでしょう(コメリカパークでは、
34試合で.259、1HR9二塁打13打点)。

そして今回の入団には、昨年イヴァン・ロドリゲスと契約を結んだときと同じ状況だと伝えられています。
ロドリゲスは昨年のオフシーズンが終わろうとする2004年2月に契約を結びましたが、怪我気味だった
ロドリゲスに対して、2004-05年に5週間以上けが人リスト(DL)に入ったら2006年は契約を破棄するという、
4年契約を結びました。今回、怪我を抱えているオルドネスに対しても2005年に25日間DL入りした場合には、
5年契約を途中であっても途中で打ち切る旨の条項を入れた模様です。

さて、アメリカンリーグ・セントラルはどちらかといえば毎年低レベルでの争いが続き、お金のないチームとして
有名なミネソタ・ツインズがここのところ連続してディビジョン制覇を果たしています。おととしの3ケタの負け数の後、
わずかながらも光明が見え出しているタイガースがそれにストップを掛けることができるでしょうか。
それにはオルドネスや抑えのトロイ・パーシバルのようなベテラン移籍組だけではなく、若くて能力の高い選手が
現れて活躍できるかによるでしょう。

by nono_aibon | 2005-02-06 13:25 | MLB