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タグ:カーディナルス ( 9 ) タグの人気記事


2006年 10月 28日

Shock the World ~2006年ワールドシリーズ回顧1~(from"最強コンビ!!")

カージナルス24年ぶりV 田口、日本人野手2人目(共同通信) - goo ニュース

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第4戦が行われた金曜日は、家に帰って来たのが夜9時前で、それから試合を見始めました。終わったらすぐに
寝ていまい、気づけば土曜日の朝。そしてそしてあれよあれよという感じでカーディナルスが優勝しました。
なので、第4戦や第5戦について書く時間もなく、鮮度も落ちてしまいましたので、ワールドシリーズ、そして
カーディナルスについてちょっと振り返ってみたいと思います。

今年のカーディナルスは、新球場1年目でした。いや、新球場の杮落としのときには、まだスタジアムの全部が
できあがっていたわけではなく、三塁からレフトポールあたりのアッパーデッキはまだ未完成でした。だから
お客さんは満員なのに、その一角だけ異様なまでの空席状態でした。

それと同じように、シーズン序盤のカーディナルスはまだ未完成だったと言えます。レッズや、あのカブスが
開幕ダッシュに成功したのとは対照的に、カーディナルスはいいスタートがゆっくりと上り調子になっていきました。
調子が上がりだすと今度は怪我人を抱えるようになってきました。昨シーズンも怪我人が多い中で層の厚さを
見せつけて圧倒的に近い強さを発揮したカーディナルスですので、今年もその峠を何とか乗り越えました。

しかし、回復できた主力も帰ってきて戦力が開幕と同じくらいに整ってきた9月ごろになると、負けが多くなり、
シーズン終盤にはアストロズに大逆転されてディビジョン優勝すら覚束ない状態になってきました。ここ2シーズンは、
何だか「勝って当たり前」的なカーディナルスが、ディビジョン優勝とは本当に苦しいと思った頃に違いありません。
同時に、この時期を乗り越えたことが、常に相手が「アドバンテージ」を得つつ戦っていたポストシーズンでも、
めげることなく最後まで行くことができた勝因だったように思えます。トニー・ラルーサいわく「我々は最悪期に
対処できるように準備をし、最高の結果になることを描いていた」。

いや、レギュラーシーズンに苦しんだことがホームフィールドアドバンテージであったり、雨で順延を重ねて、
連戦続きのカーディナルスは不利だという一部の声であったり、その他もろもろの「ディスアドバンテージ」と
言われるようなものを跳ね除けるだけの「アドバンテージ」をカーディナルスに与えました。いくらレギュラーシーズンに
3桁も勝っても、プレイオフで負ければ3桁の勝ち数は価値のない単なる記録の1行にしかなりませんが、83勝しか
しなかったとしても、プレイオフでスイッチをもう一度切り替えていけば、実際の記録以上の記憶として残ります。
シリーズ最終戦でも「評論家はバカ!」と書かれたバナーを持った人もいました。シリーズMVPのデビット・エクスタインも
「どんな記録があろうとも、試合で2チームが戦えば何でも起こすことができる」ということなのです。

そして記録、憶測を跳ね除ける戦術と人心掌握術を持っていたのはラルーサでした。「名将」とは言われながらも、
ワールドシリーズでは勝てない、あるいは出ることすらできなかった時期が続きました。しかし、自分の名声よりも
「選手たちがワールドチャンピオンになれない状態を続けさせるわけにはいかない」という強い思いを、冷静な
判断力と選手起用を含めた戦術に生かすことができたのでしょう。両リーグでワールドチャンピオンになった
2人目の「名将」になることができました。そして、新球場だけでなくチームそのものを「完成」に導きました。

その他カーディナルス優勝関連記事:
Cards secure 10th World Series title(MLB.com)
Cardinals put end to AL superiority(MLB.com)
Eckstein becomes the unlikely MVP(St.Louis Post-Dispatch)

Yes, the Cardinals are World Series champs(SI.com)
With this title, La Russa changes his legacy(FOX Sports)
Cards say it loud: 'We shocked the world!'(STLToday.com)


by nono_aibon | 2006-10-28 23:59 | MLB
2006年 10月 26日

2006ワールドシリーズ第4戦(PPD) (from"最強コンビ!!")

10年ぶり降雨中止 Wシリーズ第4戦(共同通信) - goo ニュース
Game 4 of World Series postponed until Thursday(SI.com)


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今日ももちろんしっかり録画の予約して家を出ましたが(実は昨日はあとちょっとで録画をするのを忘れそうだった)
第4戦は雨で中止となりました。ワールドシリーズが雨で流れるなんて珍しいなぁと思ったら10年ぶりなんだそうです。
10年前はヤンキーズとブレーブスのワールドシリーズの開幕戦が雨で流れたんだそうですが、リアルタイムで
見ていたはずなのにあまり覚えていない・・・どうしてもWSが雨で流れたというと、1975年のWSで、あの有名な
カールトン・フィスクが「ポールを巻け!」と祈りつつホームランになったボストンでの第6戦の後に、水入りがあったことを
思い出してしまいます。

今年のポストシーズンはとにかく雨で流れることが多いですが、タイガースは雨天中止の後からずっと勝ち続けました。
一方のカーディナルスは、2回も雨で中止にさせられたために、リーグ優勝が決定するまで時間がかかりました。
明日以降のセントルイスも天気が悪いらしいのですが、ホントに今年のポストシーズンは雨が第2の主役になりつつあります。

by nono_aibon | 2006-10-26 12:19 | MLB
2006年 10月 25日

Real Carpenter~2006ワールドシリーズ第3戦~(from"最強コンビ!!")

MLB=カージナルスが完封勝利、2勝1敗のリード(ロイター) - goo ニュース
Carpenter dominant in Fall Classic debut(MLB.com)
Carpenter shows off his amazing stuff(ESPN)
Carpenter one of game's great postseason pitchers(SI.com)
Tigers trio have bats colder than the weather(SI.com)
Zumaya unravels, Tigers pay the price(ESPN)


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デトロイトでの2戦はいずれも勝利チームの先発投手が最高のピッチングをし(手に何が付いていようとも)、
相手打線を抑え込んだため、いわゆる接戦になることはありませんでした。セントルイスに移っての第3戦は、
その流れをさらに強める形になってしまいました。

この試合では、とにかくクリス・カーペンターがあまりにもすばらしすぎました。8回3安打で無失点、
そしてたったの82球で(何と3ボールすら出さなかった!)、なおかつ8回にはキッチリと犠牲バントを
決めました。これ正に今日の勝利を見事に組み立てた「カーペンター」に他なりません。2年前のWSでは、
怪我で出場することもなく、カーディナルスが4連敗をし、それを最も苦々しく見ていたはずです。
2005年にはサイ・ヤング賞を獲得したけどチームはWS進出できず、そして今年は紆余曲折もありながらも
チームがWSに出場を果たし、カーペンターも多くの人が見る前で(今年のWSの視聴率は低いとか、そういう
ことはここでは問題にしない!)最高のピッチングができました。

一方、この試合で個人的に注目していたのは、両チームの1番とキャッチャーでした。エクスタインと
グランダーソンというどちらも不調の1番打者と、モリーナとロドリゲスという若手とベテランのキャッチャー。
1番打者対決では、明らかにエクスタインが勝利しました。ここまで出塁がままならなかったエクスタインは、
この試合では2安打で復調の兆しが見えてきたようです。今日はひとつ四球を選びましたが、四球でも一塁へ
全力で走るエクスタインが、いつも以上に全力で走っているようにすら感じました。2番打者に誰を入れても
おもしろいカーディナルスにとって、エクスタインから中軸に至るまでの流れができつつあるように思えます。

カーディナルスのもうひとり、ヤディア・モリーナはバッティングがものすごくいいというほどではないけど、
好調さをキープしています。そして粘っこさも発揮しました。モリーナが第1打席に入るまで、この試合は比較的
ポンポンと進んでいきました。しかし、モリーナは凡退をしたけど、ただでは転ばず10球以上も粘りました。

こうした粘りは、8回までに82球しか投げさせることができなかったどうも今日のタイガースにはなかったようです。
特にカーティス・グランダーソンとイヴァン・ロドリゲス、それにプラシド・ポランコは「大きなダチョウの卵を
生んでいる」、つまりヒットがないということです。日本風に言うならば3人合わせて「34タコ」です。

今日もグランダーソンはいきなり変化球に手玉を取られて三振(今日は2三振)。ロドリゲスも相変わらずゴロを
打ったり三振したりと、カーディナルスに
アウトを献上しています。おとといはケニー・ロジャーズの好投とロジャーズの左手に話題が集中したのですが、
今日はそうした隠れ蓑もなく、頭を手で抱えていることでしょう。

おまけに今日のタイガースは若いジョエル・ズマヤが完全にモメンタムをカーディナルスに与えてしまいました。
ネイト・ロバートソンが一回余分に首を振ってロドリゲスのサインを変えさせた後にジム・エドモンズが2点
タイムリーを打ったのはまだあきらめが付くはずです。しかし、ズマヤは100マイル級の早合点をしたのか、
ノーアウト1・2塁で3塁に悪送球をしたのを見て、タイガースベンチはうなだれて首を下に向けたはずです。

今日の試合を見ると、タイガース有利という戦前の予想はどこへやら。カーディナルスに追い風が吹いている
ように思えてきました。明日もブッシュ・スタジアムのオルガンが寒空の中で陽気なメロディを奏でそうです。

それにしても、今年のWSは接戦が見られないなぁ。

by nono_aibon | 2006-10-25 23:59 | MLB
2006年 10月 24日

やっぱり「かなり悪オヤジ」?~2006ワールドシリーズ第2戦~(from"最強コンビ!!")

シリーズ史上最年長勝利…41歳左腕ロジャーズ(夕刊フジ) - goo ニュース
Rogers draws Tigers even in Game 2(MLB.com)
Unsung hero Monroe sparks Tigers(MLB.com)
Questions linger over substance on Rogers' left hand(ESPN)
Rogers' Game 2 gem marred by controversy(FOX Sports)
World Series exceeding expectations(SI.com)


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昨日の第1戦を簡単に伝える共同通信の記事に、さりげなくこんな文がありました。

9回の反撃もモンローの本塁打の1点に終わった

この「9回の反撃」というのは、もちろん第1戦の中での反撃という意味なのでしょうが、今日の第1打席でも
「モンロー」ことクレイグ・モンローがホームランを放ったところを見ると、このシリーズ内での反撃とも
考えられなくもありません。

非常に寒い中で行われたこの試合は、このワールドシリーズにおけるタイガースとカーディナルスの力関係が
そのまま鏡写しになっているように思えました。確かに第1戦はカーディナルスがものにしましたが、もともと
タイガース有利の下で始まったワールドシリーズ。特にジェフ・ウィーバーがマウンドに立っている間には、
タイガースは毎回のように得点するチャンスに恵まれていました。ウィーバーとヤディア・モリーナは時には
小刻みにマウンドでサインの確認をしながらも、のらりくらりと失点を防いでいました。

でも、いざカーディナルスが攻撃しようとなると、ケニー・ロジャーズが立ちはだかります。今日もまたロジャーズは、
どのような形にしろ、「チョコレートケーキ」が手に付いていたにしろ、8回まで相手打線を完璧なまでに抑え、
ダッグアウトでは若い選手たちに何か叫びまくっていました。テンポいいピッチングのおかげで、仮にロジャーズが
四球を出しても、その直後のセンターへのライナーに、カーティス・グランダーソンはしっかりと反応することが
できました。

この姿を見ると、やはりこのシリーズはタイガースの手のひらの上でカーディナルスが踊らされているのかなと
思わざるを得ません。それでも、9回表にカーディナルスは何とか1点を取ることができました(トッド・ジョーンズは
このシリーズで、特に接戦の場面、もう一回マウンドに立つチャンスがあるのでしょうか?)。ただ白旗を上げるのではなく、
カーディナルスは、昨日のタイガースのように、何かひとつでも楔を打つことができてセントルイスに戻ることができました。

そうしたことを考えつつ、録画したワールドシリーズを見終えて、アメリカのスポーツニュースサイトを見ると、
ほとんどがロジャーズの左手に焦点を当てていました。FOXのカメラが、ロジャーズの左手に"smudge"(汚れ)が
付いていることを発見したのです。アルフォンソ・マルケス球審も手の汚れに気づきましたが、泥だと判断し左手を
洗い流すようロジャーズに命じましたが、カーディナルスからは異議は出ませんでした(ロジャーズの手よりもセカンドの
プラシド・ポランコが過度に防寒している方が気になったらしい)。試合後、トニー・ラルーサ監督は「そんなことは
重要ではないんだよ」と語っています。弁護士資格も持つ監督であれば、訴えることもできそうなのですが。

こういうときに限って、夕刊フジは今日の手の汚れではなく去年起こったカメラマンへの暴行事件をさりげなく取り上げて、
「ダーティーなイメージ」もあったことを紹介しています。この手の汚れは何なのかはわからないですが、チョイ悪を超える、
「かなり悪オヤジ」ロジャーズとなってしまうのでしょうか?ステロイドに始まり手の汚れで終わる2006年シーズン・・・
いずれにしても、かつては悪事をしたことがあるロジャーズだからこそ、変な疑惑の渦中に放り込まれやすいのかもしれません。

しかし、タイガースはそんなことよりももっと気になることがあるようです。NHKの実況ではしきりにイヴァン・ロドリゲスが
打てないことを取り上げていました。奇しくも、ウィーバーがランナーを溜めてしまうような良くないピッチングをするため、
ロドリゲスがチャンスに回ってくるのですが、残念ながらロドリゲスはクラッチヒットを打てないという場面にぶち当たって
しまうのです。不調のウィーバーが不調のロドリゲスを炙り出す格好になったわけです。

今日は、例えば5回裏で同じような状況になっても、その後ろを打つDHショーン・ケイシーがダメ押しになるヒットを
打ってくれたのでまだ何とかなりました。問題は、DHが使えないセントルイスでの3連戦でもロドリゲスのバッティングが
向上しないと、ロドリゲスのすぐ後ろを打つ選手がシリーズ全体の鍵を握っているかもしれません。怪我を圧して出場する
ケイシーがセントルイスでも先発で出る可能性はかなり低いのです。

by nono_aibon | 2006-10-24 00:00 | MLB
2006年 10月 22日

2006ワールドシリーズ第1戦(from"最強コンビ!!")

MLB=ワールドシリーズ開幕、カージナルスが先勝(ロイター) - goo ニュース
Rookie Reyes delivers Game 1 victory(MLB.com)
Reyes announces arrival on big stage(SI.com)
Cards GM: All-Star game advantage is wrong(FOX Sports)


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今年もまたワールドシリーズが開幕しました。毎日がネタばれ禁止の1週間(のはず)が始まったわけです。
今年も毎試合追っかけて、その中での印象を書いていきます(録画に失敗しなければ)。

第1戦は「ルーキー先発対決」という振れ込みがありました。しかしパワーの源がチョコバーだと言われる
ジャスティン・ヴァーランダーはアメリカンリーグの新人王レースでも先頭を走るルーキーである一方、
アンソニー・レイエスは半年前にはワールドシリーズ第1戦の先発投手になっているとは思っていなかったはずです。
真のエース、マーク・マルダーが怪我で戦線を離れたため、その穴を埋めるべくメジャーに昇格しました。
ただでさえタイガース有利、それも第1戦の先発が新人にして実績十分な投手相手となれば、レイエスと
カーディナルスはいきなり劣勢と思われても仕方ないでしょう。

しかし、カーディナルスを勝利に導いたのはそのレイエスでした。1回裏には連打を浴びましたが、その後の
レイエスは見事なまでのピッチングでタイガース打線を完全に黙らせました。スコット・ローレンはレイエスを見て、
「マウンドでの立ち振る舞い、投球時の自信が最も印象深かった」と語っています。レイエスは8回まで投げ、
チームを勝利に導いただけではなく、ギリギリの投手陣のやりくりで頭を悩ますカーディナルスとそのブルペンに
安らぎを与えることができました。

それに刺激を受けたわけではないでしょうが、ワールドシリーズで15打数ノーヒットだったローレンが
2回表にレフトへ一発打つと、3回にはクリス・ダンカンがデトロイトのファンが黙り込んでしまう長打と、
すぐ後にアルバート・プーホールズがファンを早くも諦めさせるホームランを放ち、レイエスを後押ししました。
しかし、ヴァーランダーが崩れた(というよりボールが全体的に高かった)のはこのイニングだけだったように
思えます。このまま行けば第5戦にもこの2人が対決する可能性が高いですが、ヴァーランダーは3回以外の
ピッチングができれば大丈夫でしょう。ワールドシリーズが終わったかのような気分になることはないです。
ここはイヴァン・ロドリゲスが若い先発投手に檄を入れる番です。

カーディナルスは、2年前もNLCSを第7戦まで行い、リーグ優勝を決めましたが、そのときは翌朝まで優勝の
美酒に酔いしれていたそうです(このときはセントルイスが最終戦だった)。しかし今回はそのときの教訓を
得たのか、トニー・ラルーサはニューヨークで第7戦を勝利で収めた後でも、軽くお祭りして、選手たちにはサッサと
ワールドシリーズモードに切り替えさせました。今年のカーディナルスは、ポストシーズンにおいては常に
アドバンテージを相手に与えられた状態から始めているので、WS第1戦でリードを奪ったのは小さくないと思います。
この1勝はナショナルリーグにとってもWSで3年越しの勝利となります。逆に休み明けのタイガースは、今日の1戦を
悪く言ってしまえば実戦の感を戻すためのリハビリ程度に考えて、明日のケニー・ロジャーズの技と闘志に
掛けたいところでしょう。

by nono_aibon | 2006-10-22 21:33 | MLB
2006年 10月 20日

徹底的にカーディナルスを推す!(from"最強コンビ!!")

MLB=メッツが勝利、勝負は最終戦へ(ロイター) - goo ニュース

2004年のカーディナルスは、2001年のマリナーズくらいに相手を寄せ付けない強さがありました。
同時に、2001年のマリナーズのように尻すぼみで終わるのではないかという一抹の不安も抱えつつ、
レッドソックスとのワールドシリーズに挑みました。結果はレッドソックスの勢いと90年近くの
怨念に負けました。翌年、カーディナルスはまたNLCSへ進出しましたが、ワイルドカードで
勝ち上がってきた、まだワールドチャンピオンの経験のないアストロズの前に負けました。

そして今年。多くの評論家が推す中、カーディナルスはやはり強さを魅せつけながらも、
レギュラーシーズンを戦い続けてきました。しかし、けが人を抱えたり抑えがしっかり
しなかったこともあって、夏ごろからゆっくりと下降線を描き出します。ディビジョン内で
首位にいるにもかかわらず、今年の「ガッカリチーム」の一つにすら取り上げられたりもしました。
シーズン終盤になると、アストロズの猛追を受けてプレイオフ進出すら覚束なくなってきます。

しかしここでカーディナルスはファンをガッカリさせることなく、何とかポストシーズンの切符を
掴むことができました。そこには、闘志あふれるということはないけど、うちに秘めている
熱いもの、悔しさをバネにした選手が集まっているからだと思います。目の前で優勝を見せられた
中軸の三人であったり、弟の活躍のせいでエンジェルズを追われたジェフ・ウィーバーであったり。

その意味では、ここ2年ほどの勝って当たり前なカーディナルスと違って、苦しんで勝つことを
学んだカーディナルスですので、例え逆王手を掛けられたとしても、ここで負けて更なる悔しさを
背負うつもりはありません。Red means Go!です。

by nono_aibon | 2006-10-20 00:00 | MLB
2006年 10月 18日

Week6マンデーナイト~ベアーズ@カーディナルス~

NFL=ベアーズが開幕6連勝、カージナルスに逆転勝利(ロイター) - goo ニュース
Bears stage unlikely comeback win, 24-23(NFL.com)
Leinart strutted stuff in heartbreaking loss (The Arizona Republic)
Despair in the desert(ESPN)


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カーディナルスの試合を見るのは今シーズン2回目です。1回目はエジェリン・ジェームス対ショーン・アレキサンダーという
超エリートRB対決という触れ込みでしたが、何よりも印象的だったのはカーディナルスのオフェンスラインがあまりにも
貧弱すぎて、ジェームスが走れるなんていうものではなかったことです。案の定、カーディナルスは今シーズンもまた
ドアマットチームになりかけています。

そこでカーディナルスは先発QBをかつてのスター、カート・ワーナーから次世代のスター、マット・ライナートに交代しての
第2戦目が、今年ここまで負けなしのベアーズとの対戦です。しかしそこに現れたカーディナルスは第2週に見たチームと
全く同じとは思えないチームでした。オフェンスラインはしっかりとライナートを守り、ディフェンスはベアーズのレシーバーに
これでもかというくらいにパスカバーをし、そして今年神懸りな活躍をしているレックス・グロスマンからファンブルを誘いました。
おまけに、先発2戦目のライナートが冷静にパスを決め、選手たちを鼓舞する姿には、既にカーディナルスオフェンスの
リーダーとしての風格すら漂っていました。さらに、パス失敗かターンオーバーかという場面でカーディナルスが
チャレンジをしたときに、見事にチャレンジ成功させるという運の良さも持ち合わせているようです。

そうしたカーディナルスの勢いとファンの大声援の中、ベアーズは前半何もできないまま終わってしまいました。LBの
ブライアン・アーラッカーも新人QBへお見舞いのヒットを1回食らわすのが必死でした。オフェンスも1stダウンを2回
取るのが精一杯でした。

そんな不甲斐ないベアーズを救ったのは、ディフェンスでありアーラッカーでした。ゆっくりと目覚めだしたアーラッカーは、
4thQになるとボールと共にテレビの画面に出てくるようになってきます。それがジェームスからボールを掻き出しリターンTDまで
導いたプレイを引き出し、パントリターンTDで逆転を果たしました。試合後に選手や監督からは"unbelievable"という
言葉を発していますが、アーラッカーは逆転を信じ、そして自ら実現させていきました。

最後のオフェンスシリーズでライナートは冷静にパスを繋げてオフェンスを進めていきました。それは正に"Do what to do"な
ドライブ、余計なことを考えていないオフェンスでした。ESPNも昨年のUSC対ノートルダム戦の逆転劇を出してお膳立ても
できつつありました。しかし、最後にはフィールドゴールの失敗。それも2週連続、試合終了直前でのFG失敗。この場面では、
ライナートの運の良さよりもカーディナルスが持ち続けている運の悪さが勝ちました。

確かにベアーズが勝ってカーディナルスは負けました。しかしベアーズオフェンス、というよりグロスマンは6ターンオーバーを喫し、
オフェンスで上げた得点は0点でも勝つことができたわけだから、ディフェンスとスペシャルチームに頭が上がらないはずです。
一方で負けたけれども、カーディナルスとライナートは頭をガックリと下げる必要もないでしょう。ファンもライナートが率いる
カーディナルスにはこれまでにない光明を見出しているはずです。むしろカーディナルスが必要なのは、この試合には怪我で
出場できなかったWRラリー・フィッツジェラルド、ライナートを守りジェームスを走りやすくしてくれる強力なオフェンスライン、
そして勝ち癖でしょう。

by nono_aibon | 2006-10-18 00:23 | NFL
2006年 10月 17日

Singing in the Rain(from"最強コンビ!!")

MLB=リーグ優勝決定シリーズ、カージナルスの第5戦は雨天順延(ロイター) - goo ニュース
Tigers get week to prepare for World Series(SI.com)
Tigers ready to devour whoever wins NLCS(SI.com)
Bullpens burn while Tigers fiddl(FOX Sports)


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あれよあれよという間にタイガースがワールドシリーズ進出を決めてしまいました。思えばALDSの第2戦が雨で流れたのが
よかったのでしょうか。あの雨以降、7連勝でワールドシリーズ進出を決め、7日間の休みを得ることができました。もっと長い
視点で見てみると、タイガースはレギュラーシーズンを5連敗で終えて、シーズン当初の勢いはもうないなと思われていました。
しかし今思えば、この5試合とヤンキーズとのALDS1戦目の頃がタイガースのバイオリズムが低く、それからバイオリズムが
絶好調を示しているようです。

それでなくとも、今のタイガースにはこれといった弱点が見当たらないのも事実です。怪我がない先発陣は誰が来ても
それなりに仕事をしてくれます。イヴァン・ロドリゲスのリードも冴えています。打つ方もここぞというところで打ちます。
おまけに、ジム・リーランドが毎試合のようにラインアップを微調整するのも当たっています(おまけにリーランドがマウンドへ
行くタイミングまでも絶妙らしい)。今のタイガースを阻むものは一体何なのでしょうか?

それに引き換え、というと悪い気もしますが、ナショナルリーグのLCSはある意味不運です。2日も雨で流れてしまい、かつ
両チームは最低でも第6戦まで戦わなければなりません。おまけにメッツはポストシーズンに入り先発投手2人を欠いており
(ペドロ・マルチネスとオーランド・ヘルナンデス)ローテーションもカツカツの状態です。ひとりトム・グラビンは第1戦でもいい
ピッチングをしたように十分頼ることができます。打つ方ではカルロス・デルガドとカルロス・ベルトランの調子がいいですが、
(データ上、ベルトランはカーディナルス相手のポストシーズンの調子がいい)その後ろを打つデビット・ライトはイマイチです。

一方のカーディナルスは、先発陣がそこそこ揃っているのがここまでの強み。第1戦では負けたけどジェフ・ウィーバーは、
エンジェルスから追い出されてしまったことへの恨みがあるのか、ポストシーズンでは安定しています。一方でリリーフは
やや課題が残っています。第4戦でも出てきた投手はみんな打たれた印象を受けます。これでは接戦になるとヤバい。

結局、どちらも投手陣を多く使い気味になる点では似ています。こうなると、投手に疲労が蓄積されて、仮にワールドシリーズへ
進出しても、もはや使えなくなるのではというのが、大半のメディアの見方です。そうなればじっくり休みをもらっている
タイガースは俄然強めです。ローテーションを組み直すことも十分可能です(1戦目に現在神懸かっているケニー・ロジャーズを
出すことすら可能)。おまけに投手陣が好調なので、相手の打線が抑えられる可能性も高いわけです。そう考えると、
また今年もワールドシリーズは4試合で終わってしまうのか・・・

逆にナショナルリーグのチーム、もちろんどちらが出るかはまだわからないのですが、こちらはNLCSで勝った勢いで、
タイガースにまず久しぶりに土を付ける、そして願わくば優勝するという見方はほとんどなされていません。日本シリーズや
パリーグのプレイオフでも言われる、待つ方がいいのか、厳しい試合を重ねた上で戦う方がいいか、という考え方なのですが、
今のNLCSを見ると、どちらも勝つことで精一杯だとみなされているようです。ただ第5戦が雨で流れ、現地火曜日から遅くとも
木曜日まで戦わなければならなりませんが、どちらが勝つかよりも、どういう勝ち方をするかの方が気になるところです。
ここで勢いに乗れるような勝ち方をすれば、タイガースも安閑としていられないように思えます。

日本シリーズは今の制度であれば、出場チームが決まってから1週間近くの休みがあるので、その間にいろいろと予想する、
「じっくり形」の優勝決定戦であるとすれば、ワールドシリーズは、ギリギリまで出場チームが決まらない場合が多いけど、
実戦を見つつ予想を立てる「進行形」の優勝決定戦といえます。

いずれにしても、今年のポストシーズンは雨で流れが決まり、雨が勢いを流してしまうような気がしてきました。
あっ、今年の日本シリーズでは雨(そして霧)のことを心配する必要はありません。

by nono_aibon | 2006-10-17 16:20 | MLB
2006年 04月 18日

Barry Who?(from"最強コンビ!!")

パワーと技術で3連発 大打者の道歩むプホルス (共同通信) - goo ニュース
プホルス 逆転サヨナラ弾など3発 (スポーツニッポン) - goo ニュース
Cards marvel at Pujols' heroics(MLB.com)
Pujols deserves Bonds treatment(ESPN)


まぁいまさらアルバート・プホルズという選手がすごいことは言うまでもありませんが、日本から来ている
「田口担当」の記者もびっくりしたことには間違いありません。

自分も夕べ帰宅してからネットでこの試合を見ました(アクセスしたらいきなり女子大学ソフトボールの
「UCLA@ワシントン大学」が出たのには焦ったけど)。この日のレッズの先発が、今シーズン4打数2安打2HRの
「レッズ攻撃の隠れ兵器」ブランソン・アローヨでしたが、アローヨの勝ちを消して不調だったカーディナルスの
リリーフ、ブランドン・ルーパーに勝ちを与えたのは、「カーディナルス攻撃の究極兵器」プホルズでした。

3連続HR、特にどちらもソロHRだった1本目と2本目は特に録画を見ているかのようにレフトポール際へ
運んでいきました。5回裏に出た1本目の時にはその後のスコット・ローレンもHRで続きました。ちなみに、
5回表にはレッズの(ややムラがある)中軸であるアダム・ダンとオースティン・カーンズが連続HRを放っています。

7回裏に出た2本目のHRのときは、その前に併殺打がありランナーがいなくなった場面で出たHRでした。
ちょうど新球場ブッシュ・スタジアムの空気が落ち気味になり出したところで出た一発に場内は沸いたのです。

8回表にカーディナルスのリリーフ陣が打たれ(今年のカーディナルスのリリーフ陣は昨年ほどの強力さが
感じられない?)かつ守備の乱れにより逆転されましたが、9回裏、プホルズの5回目の打席でやはり
レフトのポール際(恐らく2階席あたり)にサヨナラホームランを打ち込みました。結果を知っている上で
見ていてもこれには驚くばかりですが、1860試合連続で観覧しているという女性(これも普通にすごいけど)も
最後の観覧試合で、今年のMVPはわからないけど将来の殿堂入りは堅いであろう大打者の3連弾に大満足でしょう。

問題はこれからプホルズはこれまでどおりに打たせてもらえるかという点です。既にスター性という面では
バリー・ボンズの地位を奪っていますが(エゴのでかさではボンズがはるかに勝っている)、ボンズと同じような
敬遠気味の投球をされる可能性は残されています。しかし、ボンズのいるジャイアンツは良くも悪くも
ボンズ頼みのチームであるに対して、2年前ほどのすごさはないと言えども、カーディナルス攻撃陣は、
プホルズ、ローレン、ケガで欠場中のエドモンズという3人がしっかりしている限り、相手チームはプホルズを
敬遠しても無駄だということに気づくかもしれません。仮に勝負をしてもらえない回数が多くなったとしても、
バスター・オルニーが言うような、

Pujols might want to call Bonds and ask how he deals with
the frustration of almost never getting to swing the bat


なんてことだけはしないでもらいたいです。エゴがでかくなります。

ちなみに、サヨナラ2ランHRの前にはランナーがもちろんいたわけですが、プホルズの前でヒットを打ったのは、
先発投手でありながらもたまに代打に立つジェイソン・マーキーでした。マーキーこそ「攻撃の隠れ兵器」といえる
かもしれません。

もうひとつ、今日(現地17日)の@パイレーツ戦の第1打席でも2ランホームランを放っています。
4打席連続HRということです。やはりプホルズと勝負をしない方がいいのか・・・

by nono_aibon | 2006-04-18 11:31 | MLB